2018年7月15日日曜日

一般計量士試験「計質」で出る分銅

平成30年3月の試験でも出題された分銅に関する問題。
分銅の規格を簡単にまとめました。


過去問では...


【問25】
計量法に規定されている三級基準分銅を表す標識はどれか、次の中から一つ選べ。

1 E1
2 M1
3 F1
4 M2
5 F2



過去問にあまりなかったので、私は完全にノーマークでした。

しかし、計量士として分銅を使って天秤の点検をするには、必ず知っておくべき分野です。

詳細は「基準器検査規則」にあります。
規則第83条の表1。

種類
標識
特級基準分銅
F1
一級基準分銅
F2
二級基準分銅
M1
三級基準分銅
M2



また、OIML(国際法定計量機関)という国際的な規格では、
精度の高い方よりE1、E2、F1、F2、M1、M2、M3に分かれています。
上の表だけでも問題は解けますが、実際の実務的には下の表の方が役に立ちます。



OIML
基準分銅
E1
-
E2
-
F1
特級
F2
1級
M1
2級
M2
3級
M3
-


よって、問題の三級基準分銅は、
4番の「M2」が正解です。



語呂合わせで覚えるなら


エフワン得意で、フツーに1位、

(F1→特級)(F2→1級)

マイ肉食べた、M兄さん。

(M1→2級)(M2→3級)



実務では

会社で校正を依頼しているメーカーでは、
E2の分銅を使用していました。
様々な精度の天秤を校正しているので、精度の高い分銅を所有しているのだと思います。

値段を調べてみると、精度の高い分銅は値段が高く、
精度が低くなればなるほど格段に値段が下がっていきます。

自社で分銅を揃える場合は、天秤の精度に合わせて、
なるべく値段の手ごろな分銅を選定していくべきでしょうね。



E2


A&D 校正用分銅 OIML型組分銅 E2級 100gセット AD1605-100E2





A&D 校正用分銅 OIML型組分銅 E2級 200gセット AD1605-200E2




F1


新光電子(VIBRA) F1CSO-100AJ JISマーク付OIML型円筒分銅セット F1級(特級) 100gセット(1g〜50g) 非磁性ステンレス製







A&D 校正用分銅 OIML型組分銅 F1級 200gセット AD1605-200F1



F2


A&D 校正用分銅 OIML型組分銅 F2級 100gセット AD1605-100F2





A&D 校正用分銅 OIML型組分銅 F2級 200gセット AD1605-200F2








M1


A&D 校正用分銅 OIML型組分銅 M1級 100gセット AD1605-100M1





M2


分銅 はかり 分銅セット 100g(5g/10g/20g/20g/50g) 測定器 天秤 秤用 力学実験 定量 M2級




分銅セット200g(100g, 50g, 20g, 10g, 5g)


NEEWER はかり校正用分銅セット200g(100g, 50g, 20g, 10g, 5g) デジタルジュエリースケール用

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