2018年12月8日土曜日

【最後の壁!】一般計量士の登録その① 計量検定所に相談

合格発表の約1ヶ月後、合格証書が届いたので地元の計量検定所に電話して登録の仕方について相談してみました。実務経験をいかに証明するか(実務の証明)がカギとなります!

一般計量士の登録に必要なもの


一般計量士の試験合格すると、合格証書とともに「計量士になるためには」というパンフレットが送られてきます。





ここに詳しく記載されている内容にしたがって、書類の準備を進めていきます。ただし実務の証明に関しては、用意できる書類も個人差があるため、早めに計量検定所に相談するのがオススメです。


また、都道府県によっては計量検定所のホームページに必要な書類が詳しく書かれています。
まずは下記の書類を準備し、計量検定所に電話してからFAXまたはメールで送り、事前確認をしてもらいます。

  • 計量士登録申請書
  • 合格証書のコピー
  • 計量士登録申請に係る実務の証明書

「実務の証明」は意外と何とかなる!!

計量検定所に計量士の登録について問い合わせをしたとき最初に聞かれたのは、
  • 勤務先が適正計量管理事業所であるか?
  • 社内に一般計量士がいるか?
  • 特定計量器があるか?

すべてノーだと答えると、「適正計量管理事業所に相当する管理体制」を証明しなければならないと言われました。


まず、私の状況ですが、一般計量士の試験には合格したものの、
会社が「適正計量管理事業所」でもなく、「一般計量士」もおらず、また「特定計量器」もありません。


ただ、ほぼ毎日天秤を使った業務に従事しており、日常点検も実施しているので、なんとかなるのでは?と思い、ダメ元で相談してみました。



一応、新規に購入した校正済みの天秤は、一定期間だけ検定が免除される(らしい)ので、数年前に購入した会社の天秤は、「一定期間だけ特定計量器であったとみなせるのではないか」と考え、「特定計量器を日常点検した」という考えで挑みました。



この時点で「もしかして実務の証明は無理じゃないか?」という可能性も頭によぎりましたが、とりあえず必要な資料を指定されたので、可能な限り出してみることにしました。



実務の証明のために提出した資料



  1. 天秤の日常点検記録(毎日分銅をのせて点検している記録)
  2. 天秤の校正証明書(購入時のメーカーの点検記録)
  3. 天秤の定期点検記録(1~2年に一度実施しているメーカーの点検記録)
  4. 天秤の手順書(社内で作成した天秤の取扱方法等の書類)
  5. 教育記録書(定期的または臨時に実施する教育に関する書類、天秤に関する部分)
  6. 教育に用いた資料(天秤の使い方をパワポでまとめたもの)



これでOKがもらえました!!

何度かやりとりをして、出せるだけの資料(上記の1~6)を出しました。

もちろん用意できない資料もあったのですが、
資料が不足する場合はかわりに出せそうなものをいろいろとアドバイスしてくれます。

例えば、教育に関する資料が最初はなかったのですが、
計量業務に関連する社内メールでも何でもいいとのアドバイスがありました。

結局は天秤に関する社内研修用の資料を提出することで、
実務経験(?)として認めてもらえました。


あとは計量検定所に行き、書類を提出するだけです。
つづきはこちら




自分の地域の計量検定所の情報を調べておきましょう。
【2019年】全国の計量検定所まとめ

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