2018年7月3日火曜日

一般計量士試験「計質」で出る計量器

長さを測定する計量器をまとめました。
言葉だけでなくイメージと一緒に覚えると、記憶に残ります。



マイクロメータ

写真左側のアンビルと右側のスピンドルの間に測定試料を挟む構造。
「被測定物と測定の基準は、測定軸方向の同一直線上に配置されなければならない」というアッベの原理を満たす。











ダイヤルゲージ

測定する物に当てた測定棒のわずかな動きを歯車機構で拡大して指針の回転に変えて測定する構造。被測定物と測定の基準は、測定軸方向の同一直線上に配置されており、アッベの定理を満たす。








ノギス

試料をジョウで挟んで測定する構造。
被測定物と測定の基準は、測定軸方向の同一直線上に配置されていない。












コンベックスルール

テープ断面がとい状になっており、直立性に優れた金属製巻尺






ブロックゲージ

長さの基準として用いられる直方体形のゲージ。 硬質で時効変化の少ない素材を用いて、直方体の6面のうち1組の向かい合った2面が極めて高い水準で平坦、平行に作られ、また、その2面間の距離が正しく所定寸法となるように仕上げられている。










おまけ

オプチカルフラット

ブロックゲージやマイクロメーターなどの測定面の平面度検査に用いられる。測定面にオプチカルフラットを重ね、これにヘリウム光線のような単色光をあて干渉縞(じま)を観察し、平面度を測定する。測定される平面が精密にできているときは、干渉縞は等間隔に平行な直線となって現れる。 それ以外の場合、たとえば縞が不均一であるとか湾曲しているときには、平らな面にできていない。












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